脂肪を脱ぎたい。

58歳、身体をひきしめる記録ブログ(にするつもり)

糖質制限vs脂質制限

【本日の計測】 体重 58.2kg


計測開始日(2018,8,8) 60.2kg より-2.0kg

今の適正体重はこんなものだと思います。



50代後半の方ならわかると思うのですが、私が10代の頃、「やせたい人は食べなさい」という本が大ヒットしました。検索したら、1980年の6月に出版されています。大学に入学した年です。鰻の蒲焼きが乗ったご飯の写真の表紙で、逆説的で挑発するようなタイトルに、世間は引き付けられたのでした。もちろん、やせたい盛りの大学一年生の私も、夢中で読みました。‥立ち読みで、ですけど。


もうお亡くなりになった鈴木その子さんという方が提唱されたダイエットメソッドで、「炭水化物(糖質)1gのカロリーより脂質1gのカロリーの方が高い。そして炭水化物で摂ったカロリーはエネルギーとして燃焼されやすく、蓄積されにくい。炭水化物はどんどん採って、脂質をカットすれば痩せる」というような内容だったと思います(昔の記憶なので不正確かもしれません)。


表紙の鰻重は、江戸前だと蒸して油を落としているから、このメソッドに沿っているダイエタリーなメニューだ、という趣旨でした。


洋食は脂質が高い。主食として同じカロリーのパンとごはんがあったとすると、パンにはバター等のスプレッドを塗るのでカロリーが足される。一方ごはんはおかずとともに食べれば、なにも足さなくても充分美味しいので、カロリーが上乗せされることはない。そして和食は脂質が低い。だからごはん食を徹底推奨する。


この理論には納得できるところもあり、18歳の私にはすとんと腑に落ちたところがありました。とはいえ、実践したわけではありません。しばらくして、モデルメニューがいくらなんでもご飯に片寄りすぎなのではないかとか、「豚肉をあらかじめ水で洗う」というレシピは水では脂は溶けないからお湯の間違いだろうとか、しかも脂を一定除去するには洗ったくらいてはダメ、ゆでなくてはとか、いろいろな部分を批判されたり、このメソッドに懐疑的な意見も出て来るようにもなりました。


ただ、傾倒はしていないものの、「脂質が肥満を招く」「それに比べれば糖質はマシ」という考え方のベースはつい最近まで脳内を支配していました。


鈴木メソッドは、現在多くの方から支持されている糖質制限の考え方とは真逆にあります。


最近、ダイエットを決意してからいろいろな方のブログを見て、糖質制限の考え方を少し知りました。糖質(炭水化物)はとりすぎると確かに太ります。だけど糖質抜いてもマヨネーズが使われていたりして、「それ、かえってカロリー高くない?大丈夫?」と感じたりしたんですね。(マヨネーズは糖質含有率低いらしいですね。)


バターコーヒーなんて言語道断ですよね。脂質25gもとっちゃうなんて。


でもなんかね、今感覚的に少し理解できてきたような気がしてます(気がするだけかも)。脂質をとることによって甘いものが欲しくなくなる、執着しなくなるような気がします。ならばそれはアリでしょう。


どちらにしろ、脂質も糖質も身体には必要で、過剰摂取をどう抑えるか、ということなのかなというのが、50代の今の時点での自分なりの着地点です。


今後また新しい理論が入ってきて、どう自分のなかで変化するかはわかりません。